「天才」石原慎太郎著を一気に読み感動した。

昨日の夕方知人に田中角栄氏のことを一人称で書いた本「天才」をいただいて、夜読み始めて一気に読んでしまった。もともと角栄氏の「よっしゃ！」と言う感覚の実行力に惹かれていたので、この本でますますファンになってしまった。

田中角栄と言うとロッキードの賄賂で投獄された首相、金権選挙という悪いイメージで嫌う方が多いかもしれないが、実際は日本のために米国に逆らって日中国交復活、繊維問題の解決、資源外交そして列島改造論などを実際に行ったすごい方だと思っている。
昔から米国に逆らって日本の国益のために政策を実行した首相および政治家は悲惨な病気か自殺（実際は？）の結末を迎えている。角栄さんもまさにそれの最たる例。とかく改革できない世の中をすごい実行力で進めた彼の偉大さと人間味に惚れて尊敬しています。もっとも首相時代、ロッキード事件の頃はマスコミに翻弄されて酷い奴だと思っていた。でも彼の実行力を少しでも学びたいと思って何冊か本を読んだり、戦後政治について調べたりしたら、大変な方だと解った。一般的にはひんしゅくを買うかもしれないけれど、角栄さんは偉大だと思っています。